♪ ガミ流?ブログ ~音楽・作曲・理論 etc.~ ♪

作曲家である筆者が独自の視点で、曲作りのこと、コードのこと、気になった音楽のこと…など【音楽】に関する内容を語る場です。

絶対音感ってどういう感覚?② ~鍵盤からの視点で~

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ご覧いただき有難うございます。早いもので4月も最後ですね。

 

**はじめに**

今回の記事は一部内容が複雑で、理解しようとすると結構頭を使いますので、じっくり解釈しながら読みたい方には一気に読まないことをオススメします。何も1日で読みきる必要はないと思いますので、本に栞(しおり)を挟むような感じで何回(何日)かに分けて、当ページへのアクセス数向上にでも貢献していただければと思います(笑)。

 

さて、今回も前回(絶対音感ってどういう感覚?① - ♪ ようこそ!ガミ流 音楽室へ ♪)に引き続き絶対音感の話です。

前回もちらっと紹介はしていたんですが、恐らく私の絶対音感は、鍵盤上での位置と音名との結びつきというのも大きく関係しているのではなかろうかと思います。

 

何かコード(和音)を弾こうと思った時で比較してみましょう。

例えば、ギター🎸 を弾かれる方は、ポジション(手のフォーム/指でどこを押さえるか)さえ覚えてしまえばコードが弾けてしまうと思うので、その1つ1つが何の(構成)音を弾いているかはあまり気になさらないと思います。

対して、ピアノなどの鍵盤楽器🎹 では、コードの構成音を理解しておき、鍵盤上でどこを弾けば良いかが分からないと鳴らせないと思うので、1つ1つの鍵盤が何の音かというところに意識がいく傾向にあると思われます。ましてやそれ以前に1つ1つの鍵盤が何の音か分かっていなければ、メロディーすら弾けません。故に、絶対音感の保持者は大方、鍵盤楽器をやっているように思われます。

*もちろん、鍵盤楽器を主にやる方で相対音感だという方も多く知ってはいるのですが…。

 

・・・というわけで、私も鍵盤をやっております(というか鍵盤ぐらいしか弾けない)ので、今回は鍵盤奏者の目線で、時折鍵盤などの図を使いながら、どういう風に音が聴こえるのかなぜそのように聴こえるのか、私なりの感じ方や考えをお伝えできればと思います。

 

☆どういう風に音が聴こえているのか?(単音の場合)

(図1)

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上の鍵盤(図1)のように認識しています。

白鍵の音(幹音・自然音)はオクターブ(音の高低)を問わずそれぞれの音で、

黒鍵の音(派生音・半音)は基本的に黒鍵のない側の音で聴こえる(図1の線部分/レ♭は「ド」、レ#は「ミ」、ソ♭は「ファ」、ラ#は「シ」)。

*ソ#=ラ♭に関しては、スケールやkey(調性)に応じてどちらかに聴こえる感じですが、私の経験上、(聴き取りとかで)単発で音を出された場合は「ラ♭」の方に聴こえていることが多いような気がします。

ちなみに、音名で表せない中間的な音(微分)はどちらかの音に寄って聴こえ、チューニングがずれているように感じて、気持ち悪く聴こえます(笑)

 

☆なぜそのように聴こえるのか?(単音の場合)

自分がなぜ(図1)のように聴こえるのだろうということで自己分析したことがありまして、それに基づいた見解を述べたいと思います。

以前の記事(作曲(曲作り)に必要な知識とは? - ♪ ようこそ!ガミ流 音楽室へ ♪)で作曲するならまず音階(スケール)を理解した方が良いということでお話ししましたが、私もスケールに関してはなぜかピアノをやっていた小学生の時には全種類覚えていました(特に教わったわけでもないのに)。恐らくこの知識が根本となっていることは否めないでしょう。

 

<幹音(白鍵)>

・小学校の音楽の授業等で「ドレミファソラシド」がその実音通りに叩きこまれたのか。音を認識する能力は自分の場合は遺伝によるものだと考えている。

・前述した通り、ピアノをやっている関係で、音を常に意識するから。

<派生音(黒鍵)>

・各スケールを固定ド唱法で把握しているから。

(例1)ヘ長調(F):ファ・ソ・ラ・シ♭・ド・レ・ミ・ファ

(例2)ト短調Gm)Harmonic:ソ・ラ・シ♭・ド・レ・ミ♭ファ#・ソ

ほぼ全ての、#系のスケールでは「ファ#」「ド#」、♭系のスケールでは「シ♭」「ミ♭」が登場する(下の丸い五度圏の図でご確認ください)。

・各key(調性)の名称も一因か。

・調号(#・♭)の付く順番を覚えてしまっているから。

 

(図2)

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(図3)*五度圏と調性の関係図です。key(調性)に関する細かいお話はまた別の機会に扱います。

 従って、黒鍵の音(派生音)に関してはスケールやkeyを習得する過程で、前述したような感じに身についたのだと思います。

 

☆派生音に対する認識とそのメリット・デメリット

  レ♭ は「ド#」  レ# は「ミ♭」  ソ♭ は「ファ#」  ラ# は「シ♭」 

と認識していることによる、スケールやkey、コードを覚える際にメリット・デメリットに感じたことを以下にまとめてみました(他にもあるかもしれませんので一部の例と考えてもらえればと思います)。

 

①「ファ#」(ソ♭)

  • 「ファ#」は、#系の全keyで登場。そのスケール上でも「ファ#」で認識できる。
  • 【メリット】調号#3つの短調が「嬰へ短調」(F#m)で認識できる。
  • 【デメリット】調号♭5つの「変ニ長調」「変ロ短調」のスケール上では「ソ♭」になる。A♭7の第7音が「ソ♭」等。
  • 調号6個の長調は、「嬰へ長調」(調号#6)と解釈する。

 

②「ド#」(レ♭)

  • 「ド#」は、#2つ以降の#系のkeyで登場。そのスケール上でも「ド#」で認識できる。
  • 【メリット】調号#4つの短調が「嬰ハ短調」(C#m)で認識できる。
  • 【デメリット】調号♭5つの長調=「嬰ハ長調」(調号#7)?        ※ 調号の少なさと「ファ」「ド」が ♮ 表記できることから、「変ニ長調」の方が良いでしょう。
  • 【デメリット】「変ホ短調」(Em/調号♭6)のNatural scale上では「レ♭」。よって、E♭7、E♭m7の第7音が「レ♭」等。

 

③「シ♭」(ラ#)

  • 「シ♭」は、♭系の全keyで登場。そのスケール上でも「シ♭」で認識できる。
  • 【メリット】調号♭2つの長調が「変ロ長調」(B♭)で認識できる。
  • 【メリット】調号♭5つの短調が「変ロ短調」(Bm)で認識できる。
  • 【メリット】C7の第7音が「シ♭」で認識できる等。
  • 【デメリット】調号#5以上のkey(スケール上)では「ラ#」になる。

 

④「ミ♭」(レ#)

  • 「ミ♭」は、♭2つ以降の♭系のkeyで登場。そのスケール上でも「ミ♭」で認識できる。
  • 【メリット】調号♭3つの長調が「変ホ長調」(E♭)で認識できる。
  • 【デメリット】ホ長調(#4)・ホ短調(Harmonic, Melodic)のスケール上では「レ#」。
  • 【デメリット】調号#4以上のkey(スケール上)では「レ#」になる。
  • 調号6個の短調は、「変ホ短調」(調号♭6)と解釈する。

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⑤「ソ#/ラ♭」

  • #系 … 調号#3以上のkey(スケール上)では「ソ#」
  • ♭系 … 調号♭3以上のkey(スケール上)では「ラ♭」

 ⇒ その曲のkey(調性)に応じて「」に聴こえることも、「」に聴こえることもある。

 

 [参考]

(図4) 

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例えば、上の楽譜通りに演奏されたものを聴き取れって言われたとします。この場合は1つ1つの音ではなくスケールの流れとして聴き取りますので、間違っても上の考えに基づいて「ラ・シ・ド#・ミ♭・ミ」と解釈することはありません。最初の音が(絶対音感により)実音で「ラ」と分かり、それ以降が相対音感により)「ドレミファソラシド」のようにスケールで上がっているんだなと分かれば、「ラシドレミ」の形を崩すことなく聴き取れるわけです(音が順に上がっていっているのに、同じ音名が続いたら普通に考えたら気持ち悪いですよね…)。

 

★★★

ちなみに、DTMに思いついたメロディーを入れる際は、別に音名を気にしなくても、弾ければ問題ありませんので、音名に変換しているというよりは、(メロディーの流れとして)鍵盤でどこをどういう風に弾けば良いのかを瞬時に判断している感じです。

私の場合は、一度シミュレーションの後にリアルタイム入力をすることが多いです(演奏力ありませんけどね…笑)。

 

 

・・・というわけで、絶対音感について、どういう風に聴こえる感覚なのか、単音に対しての感じ方は?、といったところを、私自身の体験や考え方を交えて、前回から2回にわたって紹介させていただきました!

一方、それ以前の記事(コードについて① ~作曲の上で必要な基礎知識~ - ♪ ようこそ!ガミ流 音楽室へ ♪)で、曲作りにおいて必要と思われるコードの知識をざっとご紹介致しました。これを受ける形で、今度は筆者自身がどうコード付けをしていっているのかというところを紹介するわけですが、結論から言いますと、あらゆるコード・コード進行に対して絶対音感相対音感をつけています

次回は、その独自のやり方やアプローチ方法を少しでも皆さまの参考になればと思い、ご紹介させていただきます!今回までの絶対音感の話の延長的な内容にもなりますので、楽しみにしていて下さい♪

 

**最後に**

4月中は毎日のように更新してきましたが、来月以降は不定期更新とさせて下さい(明日は新記事投稿の予定です)。

毎日楽しみに待って下さっている方には申し訳ございませんが、ご理解のほど宜しくお願い致します m(_ _)m

 

R.I.

 

 

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